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研究者さんアンケート
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電子源と陽電子源の研究をしております。
ILCに限定せず、レーザーによる光電効果で電子を発生させる光電陰極技術の可能性を追求したいと思っています。ILCでも偏極電子は物理に直結する重要なものですが、光電陰極が作る高品質ビームは将来光源であるFELやERL、さらにはコンプトンX線源などの中核技術です。高エネルギーを含むを加速器分野全体の発展につながるような仕事をしたいと思っています。
両親とも研究者なので、漠然と研究者になるのだ、なりたい、と思っていました。でも、電車の運転手にもあこがれていました。今でも東京の地下鉄の油と鉄サビの臭いをかぐと、懐かしくなります。科学への興味のきっかけは、田舎の別荘の雨戸の節穴からの光が障子に写って偶然できたピンホールカメラの映像です。小学校中学年くらいでしょうか。
一応私立の進学校と呼ばれるところに通ったのですが、まわりはお金持ちの医者の息子ばかりで、みんなあまり勉強していませんでした。タイトルだけで圧倒されそうな「ニコマコス倫理学」とか「精神現象学」などを眺めて喜んでいるような生徒だったと思います。
家族八景、アルジャーノンに花束を、山月記など。映画では張芸謀、陳凱歌、トラン・アン・ユン監督作品などの、アジアの街角や美人が出てくる作品が好みです。…SFではありませんね。
趣味は落語を聴くこと。東京に住んでいたころはよく寄席に通いました。あと、最近少しづつピアノを練習しております。目標はバッハの平均律を死ぬまでに弾くことです。時間があれば京劇も見に行きたいのですが。
お釈迦様。どんな人間にも仏の心=仏性があるのだ、人間自身が神なのだ、という思想に共感します。神話やまやかし、さらにあらゆる形而上学的思考を否定し、現実のみを肯定し、そこから思考を発展させる態度は他の聖人、思想家のおよぶところではないと思います。
また、ガリレオをはじめとする科学の建設を推進したすべての人と、フッサールなどそれを批判した全ての人。近代科学は、数理主義という両刃の剣を内にかかえており、その有用性と危険性を忘れないようにしたいと思っております。
「気は優しくて力持ち」なのが理想。そのためには心の余裕(果報は寝て待て)と深い慈愛(情けは人の為ならず)と、経済力(地獄の沙汰も金次第)が大事だと思っております。
ILCの理想は非常に素晴らしいものです。しかし、それだけでは実現は難しいでしょう。一人でも多くのひとにその意味を理解してもらわなければ実現しませんし、またその意義も半減してしまいます。またILCは欧米亜の三極が実現にむけて協力する壮大な国際協力の取り組みでもあります。冷戦後の世界にとって、その平和と発展につながる非常に重要な取り組みと思っております。
(2006/06/7)
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