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2008年08月07日

グラショー教授の想い出

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皆様

山本さんが紹介してくれたグラショー教授について、
ひと言だけ触れておきたいことがあります。

教授は、(社団法人)国際経済政策調査会が主催する加速器科学研究会で、
今までに 2 度講演してくれました。
1 回目は、 2002 年 3 月に
『 科学と技術を牽引する高エネルギー物理学 』 というタイトルで、
そして 2 回目は、翌年 5 月に
『 ニュートリノについて 』 話してくれたのです。
聴衆のほとんどは国内企業からの方々です。

グラショー教授は白髪長身で、紳士ここにあり、
といった雰囲気がありました。
それに、端整でわかりやすい英語でした。
もちろん、日本の聴衆向けにやさしく話してくれたんでしょうが…。

教授の話には、基礎科学を強力に進めることに何とか役立ちたい、
という意欲を感じました。
第 1 回のタイトルからも想像できるでしょう。

非常に印象的だったことがあります。
結論を言い終った教授は、
「 自分はこの講演を一方通行のセミナみたいにしたくないんだ、
対話することが聴衆にとって、とても大事なことなんだ 」
と話しかけて質問を催促しました。

そして質問があるたびに、
「 すばらしい質問ですね 」
と十分にほめあげてから答え始めていました。

大学でも対話を重視した講義をやってるんだろうと、
つくづく向こうの学生がうらやましくなりました。

司会を任せたような形になった僕は、英語聞き取りに集中できました。

岩田正義より

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