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2008年06月11日

『神様のパズル』 その2

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映画の冒頭で、講義の場面がありました。講師曰く

「 今の宇宙で物質はたったの 4 %、残りの23 % はダークマター、
73 % はダークエネルギー。
ダークマターと、ダークエネルギーは正体不明、
つまり我々の宇宙の 96 % は正体不明なのだ。 」

これ、私( たぶん多くの物理屋 )が講義や講演で言っているのと
全く同じです。思わず苦笑いでした。

前半の部分で、宇宙の発展について討論する場面がありました。
その内容は、かなりよく作られていると感じました。
宇宙創生の瞬間(?)の話は無理があったのですが、
インフレーションから現在にいたるまで、よくできていました。

議論の内容も、現在の素粒子物理で解っていないことを
かなり的確に指摘しており、解ったふりをする大学院生と
問題点を的確に指摘する主人公という設定で
私も大変勉強になりました。
他の方がどう思われたか、興味のあるところです。

後半は、宇宙創生の方法を見いだした主人公の少女が
加速器を乗っ取ってそれを行おうとし、周りがそれを必死で阻止する
( 世界が消滅するかもしれないので )というサスペンスでした。

ただ、私には、そのサスペンス的な興奮が全く起こりませんでした。
映画を見ながら「 なぜか? 」と自問したのですが、
加速器をどのように運転しても何も起こらないと思って
見ているからですね。

映画の感想は次回として、とりあえず、印象でした。

高橋徹より

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