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2007年12月31日

今年を振り返って

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みなさま

このところ、音信不通だと思っていたら、
おふたりとも非常にお忙しかったようですね。

今年は、自分の人生を振り返っても、
特別な一年でした。
本を 2 冊、世の中に送り出せたということは、
たいへん大きな経験でした。

いるべき時に、いるべき所にいると
信じられないような力を出すことができます。
そこに、他の誰でもない自分もいたのですね。

「 星座 」 を探しあてたことも然り。
「 ビッグバンをつくりだせ 」 を出版できたことも然り。
私にとっては、一生にどれだけあるかわからない
まさに「 時代と出合った 」 …… 一年でした。

2 年前の冬、小柴先生の講演会に出かけたとき
「 物理屋往復書簡 」 に関わることになるとは
思ってもみませんでした。自分が講演することなど
選択肢すらありませんでした。( 今でも、信じられません。 )
まさかリニアコライダーのことが、本の形になって
書店に並ぶことなど、考えも及ばないことだったのです。

あまりにも、たくさんのことが起こりすぎて
現実感がなかったくらいの一年でした。
先生方は、いかがでしたか?

来年は、いよいよ CERN の LHC が稼動し
新しいエネルギー領域に足をふみ入れる年になります。
まさに、新しい時代の幕開けですね!
( 来年の抱負は、ここじゃあ書けませんから
年が変わる頃メールででも。 )

では、よいお年を。

天満ふさこより

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2007年12月28日

研究会報告

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皆様

最近はあまり小説を読まなくなりました。
昔は良く読んでいたし、アメリカにいた頃は、
紀伊国屋へ行って日本の倍近い値段で
買っていたように記憶しています。
余裕が無い生活を送っているのでしょうか、、、

そういえば KEK で岩田さんの部屋を訪ねた時に、
机の上にペーパーバックが置いてあったのを覚えています。

ところで先週( 12 月 12-14 日 )広島大で研究会を開きました。
リニアコライダーから少し範囲を広げて、
この手の研究会では
あまり顔を合わさない方々にも来てもらって、話を聞きました。

私は、主催者側で
裏方の仕事で走り回っていたため、
せっかく来てもらった方と話をする時間があまりなかったのですが、
他の皆さんは活発に議論をしていように見受けられました。

広島まで来ることができなかった数名の人には、
WebEX という遠隔会議システムを使って、講演をしてもらいました。
時差があるので、日米欧同時参加というのは無理でしたが、
アメリカからは日本時間の朝、
ヨーロッパからは夕方に時間を配分して
何とかうまくいきました。

この種の研究会につきもののバンケットは、市内の酒蔵で、
西条名物の “美酒鍋(びしょなべ)” にしました。

酒造所の見学もついていたのですが、
好奇心の塊のような物理屋の集まりですので、
質問がとぎれず、予定を大幅に超えた時間がかかりました。
鍋料理ということで少し心配していたのですが、
外国からの参加者にも楽しんでもらえたようです。

研究会の翌日は、外国からのお客さんと宮島へ行ってきました。
ヨーロッパからの方でしたが、
内部が外界と全く別世界として造ってあるキリスト教の教会と
周りの自然と一体となった厳島神社の違いが
非常に興味深いとのことでした。

研究会の翌週は KEK 出張( 前の週も KEK でした )、
来週あと1日、日帰りで東京です。
学会の世話人もやっているので
10 月~ 11 月ころは、12 月のスケジュールを乗り切れるかどうか
我ながら心配していのですが、なんとか山は越えたようです。
年末年始はゆっくりできそうだと、ホッとしています。

高橋徹より

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2007年12月26日

Re:12/8(土)講演会へ行ってきました

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天満さま

小説『 天使と悪魔 』をうまくイントロに利用した講演があったとか。
反陽子の研究をしている早野さんのような研究者にとって、
最初は迷惑な本という存在だったのでしょうが、
結局は、みんなの興味をかきたててくれた本、
という地位に上がったわけですね。

天満さんに紹介されて、
この欄で『 天使と悪魔 』を話題にしたのは、1 年近く前でした。
なつかしい感じがします。

僕は今でも安っぽい(?)小説を読み続けています。
今年読んだものの幾つかに、
アメリカの国立研究所や加速器が、
特に或る本では線型加速器まで登場しました。
どう展開していくのかと楽しみに読み進めたのですが、
いずれの場合も、大切な役割を果たすこともなく終わっていました。

僕は読み終わった本を捨ててしまうので、
その採点表を作っていますが、
これらの本は、殆どがBクラスに相当します。

東京へ行くたびに、書店で小説を 10 冊くらい漁って来るのですが、
最近はA+以上の本に出くわすことが稀になりました。
( ミシュランではありませんが、最高点はAAAです 。)

勘が鈍ったか、ろくな本がないのか? 
名前を見ただけで手が出た、
John Grisham 級のエースが書かなくなったためか? 
いずれにしても、年末年始に向けてのストックが不十分なのは、
淋しい限りです。

いよいよ冷え込んできました。
風邪に気をつけて、よいお正月をお迎えください。

岩田正義より

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2007年12月19日

12/8 (土)講演会へ行ってきました

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岩田 先生

メールをどうもありがとうございました。
パソコンでは、毎日悪戦苦闘をしています。
Windows Vista は、まだ使い勝手がわかりませんし、
そのほかのソフトも、あちこちのボタンをさわって、オロオロしている状態。
テレビ電話もしてみたいのですが将来の課題?になりそうです。
パソコンは、日々進化を遂げていますが、私のほうは成長が
止まっていたようです。

先日「 粒子加速器を用いた素粒子・原子核・宇宙の物理学 」
https://www.hepl.hiroshima-u.ac.jp/public/hiroshima-kek-07/
へ出かけてきました。
ちょうど 2 年前広島大学で開催された KEK との連携講演会のときは
わからないことだらけでした。
専門用語が出てくると、その時点でお手上げ。( 苦笑 )

ところが、今回は、結構理解できたのです。
( 高校生も聴講していましたので、少しくらい私が解っても、
あたりまえなのですが。 )
講演は、三つともわかりやすく工夫されていました。

本の原稿を作るときに、理論の基礎からマシンのこと…
初心者向けに、何から何まで丁寧に教えていただいたおかげで、
いろいろなもののつながりが、見えるようになったからでしょう。
こちらは、頭がちょっと進歩しました。

東京大学の早野龍五先生のスライドは、びっくりするほどキレイでした。
グラフも写真も、色のグラデーションもお洒落。フォントまで素敵。
今年の初めに盛り上がった『 天使と悪魔 』の話題から入っていったので
興味津々でした。
反物質を 1g 取り出すのに、どれくらいかかるのか知りたくて
岩田先生に計算させてしまったことを思い出しました。
スライドを見ながら、次に何が出てくるかな、とワクワクするほどでした。

今、理科離れ、それから理数系の学力低下が心配されていますが
もし「 物理屋往復書簡 」「 ビッグバンをつくりだせ 」
がなかったら、私も最先端の物理のことを
一生知らないままで生きていったのだろうと思うと、
ちょっと怖くなりました。

天満ふさこより

追伸:
先月、GIVENCHY から ange ou démon ( アンジュ デモン )という
香水が発売されました。雫型のボトルが、魅力的。
これって『 天使と悪魔 』とは、関係がない?

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2007年12月14日

Re:ヒカリから望み?

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天満様

中国新聞を送っていただき、ありがとうございました。
本の内容が簡潔に、うまく紹介されていますね。
山梨日日新聞のときもそうでしたが、担当記者のレベルの高さを感じました。
ところで僕の場合、写真が亡き親父に似ているとのコメントが多く、
どうもこれが記事を見たときの第一印象のようです!

ところで、天満さんがアンチ・ケイタイ依存症だったとは
予想外でした。
僕は、あんなチマチマしたものは…、それに使い方がわかりにくい、
という理由で持たなかったのですが、状況が変わりました。

ちょうど 1 ヶ月前、我が家と背中合わせの菓子工場が全焼したときのこと。
家族で遠出していました。延焼しそうだと町のみんなが心配して、
必死に連絡手段を探しまわり、知らせてなかった家族のケイタイに
やっとつながったのは、出火後 2 時間近く経ってからでした。

高速道路を必死に走って、さらに 1 時間かかって帰ってみたら、
我が家は無事に残っていました。そのときどれだけ安堵したか…。
3 メートルくらいの間隔しかなかったのに、条件に恵まれて
延焼を免れたのです。

小さな地域社会ではわずらわしいことが多いと思っていたのですが、
今回はその良い一面をたっぷり味わいました。
これをきっかけに町の人から、自治会長でもあるんだから
ケイタイを持つようにと忠告され、家族のものを自分専用にしました。

焼けた工場の解体作業が進んでいます。
すぐ近くで重機が動いているため、
我が家はまるで耐震強度を試験されている気分です。

あっ、そうだ、天満さんは PC を更新されたんですね。
しかも外界とのつなぎは、無線とヒカリですか。
いずれ使い勝手を教えてください。

岩田正義より

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2007年12月10日

ヒカリから、望み?

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みなさま

11 月 28 日の中国新聞に「 ビッグバンをつくりだせ 」の紹介が
載りました。これもカラーでした。
書籍は、 1 年に 7 万冊以上も新刊が出るそうですから、
紙上で取り上げてもらえるということは、大変幸運なことです。
里田記者、ありがとうございました。

高橋先生が、12 月号の『 パリティ 』にお書きになったと伺ったので
どんなものか読んでみようと、取り寄せてみました。
岩田先生も、以前執筆なさったことがあるそうですね。
「 結晶によるビーム操作 」ですって。
チャネリング現象って何…?
物理の専門誌は、難しすぎます。(苦笑)

先生方が、IT がお得意なことは、2 年前すぐにわかりました。
本の作りかたも、もちろん手書きではありませんでした。
インターネットを最大限、駆使します。

原稿を見るときに大変だったのは、サーバーにアップロードされた文字が
小さいことでした。印刷してもまだ小さい…。
おまけに、記号もたくさんあります。
老眼だなんて、認めたくありませんが、
大きな画面だったらなあ、とは感じてはおりました。
パソコンも私と一緒で許容量が狭かったので、ダウンロードできず、
添付ファイルで送ってもらったこともありましたね。

手書き、アナログ派、おまけに機械オンチ(方向オンチもある)、
「 物理屋往復書簡 」が始まる前は、アンチ・ケイタイ依存症で、
ケイタイを家に置いたまま出掛けるのはしょっちゅう、、、
マナーモードにしたまま、カバンの中で冷たくなっていることもありました。
ケイタイに繋がらないからと、自宅に掛かってきて、
やっと電池が切れていたことに気付いたくらいです。

パソコンと周辺機器は、素直に(笑)ご意見を聞いて、購入しました。
早くインターネットに接続してみたくて、業者の方が来てくださるのが待てず
自分でやってみました。
無線 LAN に何度かトライして、反応があったときは、うれしかった。
以前の私でしたら、考えられませんよぉー。

ワイヤレスになったぶん、少し部屋の中がすっきりしてきました。
私の頭の中もそうなるとよいのですが…。

天満ふさこより

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2007年12月02日

Re:北京雑感

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岩田様

私が北京に初めて行ったのは 10 年ほど前、
精華大学でリニアコライダ-の会合があった時でした。

北京空港からの行き帰りの車では、
岩田さんと同乗したと記憶しています。
すごい渋滞の中を、クラクションを鳴らしながら進んで行きました。

岩田さんが「 彼らはクラクションで会話をしているんだ。 」
と言っていたのが、印象に残っています。
10 年後の今回は会話する程では無くなっていましたが、
それでも日本に比べると大変な騒々しさです。

会議の間中、町はどんよりと霞んでいました。
原因はスモッグのようです。
まだ本格的な冬ではなかったのですが、
今は車の排気ガスで霞んでいます。

3 日間の会期中はホテルから歩いていたのですが、
この空気の中を、毎日は続けられない、と思っていました。
やはり人口が多いというのはすごいことですね。

高橋徹 より

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