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2007年03月23日

Re:Re:バレエと物理学者

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岩田先生

うーん、岩田先生は、やはりスゴイ!
英語が共通語なので、何でも英語でご覧になる。
『 Ballet! 』という小説があったことすら知らなくて、
恥ずかしい限りです。

実は、バレエに興味を持っている物理学者は、
寅彦だけではありません。
アラン・ライトマンもそのひとりです。
彼の『宇宙は踊る』(早川書房)も面白かったです。
…… ただし、私は、日本語で読みました。(笑)

バレエのことを書くのに
「重力のトルク」「慣性」などの物理学的な表現と、
散文とを融合させた文章が、
知的なエレガントさを醸し出していて、カッコいいんです。

2 年前、『やさしいダンスの物理学( Physics and the Art of Dance )』
( 大修館書店 )が、日本でも出版されました。
著者のケネス・ローズは、物理学者で、
バレエのクラスも教えていました。

巻末には、バレエのグラン・ピルエットの定量的分析とかがあって
本物の数式で、説明してあるのです。
…… 偽物の数式なんて、あるわけないんですけれど。(笑)

バレエという芸術を、数式で表そうと試みていて、驚きました。
が、数式の意味するところが、私にはさっぱりわかりません。(苦笑)

笑ったのは、ノーベル物理学賞を受賞した
ファインマンの逸話です。

彼は、物理学者という職業を隠し、演奏者としてボンゴを叩きます。
彼らの演奏が、バレエの音楽に使われることになりました。
そして、そのバレエが、フランスでのコンクールで
2 位 に入賞するのです。
(岩波書店の『ご冗談でしょう、ファインマンさん』で読みました。)

ファインマンくらいになると、人生のいろいろな場面でセレンディピティー
( serendipity = 幸福な偶然 )を掴まえることができるんですね。

なんで、こんなことを書いてしまったかというと……。
今年の日経の「私の履歴書」は、江崎玲於奈博士から始まりました。
(毎日、楽しみに読んでいました。)
江崎博士が、子供の時に、モダンバレエを習われたことが
載っていたんです。
それで、ちょっと親しみを感じてしまったからです。

私も、「物理学者の眼」で、バレエを観てみたい。
どんなふうに映るんでしょうね。

天満ふさこより

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