物理学者と素粒子好きのみなさんとの、ILC(リニアコライダー)にまつわる対話集。
好奇心のおもむくまま話はいろいろなことろに、飛んでいきます! はてさて、素粒子物理研究の一端をここで垣間見る見ることはできるのでしょうか?
▼はじめのごあいさつ
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広島大学准教授。スタンフォード線形加速器センターへて、広島大学へ。リニアコライダーでは「レーザーと電子ビーム」をキーワードに光子光子衝突や偏極陽電子源の開発を行っている。小学校のときは剣道場へ通い、中学・高校ではサッカー部だった。今でも週2回のスポーツジム通いは欠かさない。
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バレエ評論家。第4回・5回日本ダンス評論賞入賞。好きなものはバレエと猫。著書に『「星座」になった人 芥川龍之介次男・多加志の青春』(新潮社)がある。
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高エネルギー物理学実験を楽しんできたが、1年半前に KEKを定年退職して現在は名誉教授に。05年には木原元央氏と共著にて『リニアコライダー 素粒子の謎に挑む最強の加速器』(技術経済研究所)を刊行。
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カリフォルニア工科大学大学院に留学し、スタンフォード線形加速器センター、フェルミ研究所等で素粒子実験に携わる。ハーバード大学准教授、ハワイ大学教授を経て現在東北大学教授。ILCの物理と実験に関する国際組織のアジア代表を務めている。趣味は茶道、ピアノ、インラインスケートなど。
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2007年03月10日
天満様
ちょっとわかりにくいので、車の開発にたとえてみます。
ILC 自動車会社が、その社運をかけて全く新しい車
(仮にILC = International Linear Carとでもしましょう)
開発して売りだそうとし、まずはエンジンやサスペンションなど
個々の技術開発を行ってきました。
ILC 社内でも、各研究部門が競争して、
エンジン開発を行ってきたのですが、
財政上 2 台の新車の販売は困難となりました。
そこで、まずもっとも根幹となるエンジンの形式を
決定したのです。
2004 年の超伝導の採用はエンジンの技術をロータリーにするか、
レシプロにするか、( 空冷と水冷といった方が良いかな? )
という決定に対応するのでしょうか。
もっとも根幹となるエンジンの技術が決まったので、
まず車( ILC ) の基本構成をつくりました。
乗用車か SUV か、スポーツカーか、高級車か、
というところです。
これが基本構成です。
それが決まったので、より詳細な車のコンセプト;
エンジンの排気量や定員などの全体の形がきまった段階が
基準設計といえます。
その中には、値段の初期見積も含まれています。
今後それを製品化して、量産するための製品開発と設計が
工業設計ということに対応します。
ILC は今からこの段階に入ります。
それができたら、経営陣が量産と販売に go サインを出すかどうか
判断することになります。
ILC が今どの段階にあるか、少しは実感してもらえたでしょうか。
高橋徹より
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