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Movable Type 3.2-ja-2



2007年01月10日

コンプトン散乱とILC

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みなさま

クライン仁科の公式は、過去の遺物ではありません。
この電子と光子の散乱は、 ILC に深く関わっています。
それだけではありません。
心臓血管造影の新しい方法として
勢力的に開発が進められています。

数年前に、私の研究室の修士課程の学生さんには
この公式を使った計算で、修士論文を書いてもらいました。

前回、止まっている赤玉( 電子 )に白玉( 光子 )を
ぶつけると跳ね返る、というような話をしました。
今度は逆に、早く動いている赤玉を
ゆっくり動いている白玉にぶつけてみます。
( 光子は常に光速で動くので、 この言い方は本当はおかしいのですが、
ゆっくり動く白玉をエネルギーの低い光 〈 光子 〉と考えてください。 )

赤玉が、とても早いスピードで白玉にぶつかると、
白玉は、とても勢いよく跳ね返されます。
つまり、早い白玉 ~ エネルギーの高い光子を
つくることができました。

これが、最近とても注目を集めています。
実際には、加速器中の電子ビームにレーザー光をあてるのです。
この方法で X 線を造ると、血管造影に最適なエネルギー
(30 keV )の X 線をつくることもできます。

高橋徹より

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